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漫画でわかるジム・ロジャースの投資術
大局を見て変化を捉える
ジム・ロジャースは、何年もかけた世界一周旅行を2回もしていることでも有名です。
ロシアや中国、アフリカの危険な国までも旅して、世界の動きを実際に自分の目で見て、投資にも役立ててます。
世界の変化を見て、影響を受ける業界や企業を考える訳です。
投資は特別なことではなく、生きることと表裏一体と言っています。
ジム・ロジャースの投資スタイル
投資スタイルを大きく分ければ長期バリュー投資にあたります。
投資のステップは以下のようになります。
- 常に社会を観察する
- 社会現象の変化や異例事項に対し感性を研ぎ澄ます
- その背景を確認、調査する
- 将来を展望して判断し行動する
企業の価値に対して割安なものを買うので、多少タイミングがずれていたとしても、大損はしにくい手法となります。
自分で見たもの、調べたもの以外は信用しないことが大切です。耳寄り情報は99.9%ガセネタ。ガセネタでないものはインサイダーだと思えと。
たいていは皆と反対の行動を取るほうが良い結果を生みます。
常にアンテナをたてておく
他の投資家よりも早く投資するために、変化を敏感に感じ取る必要があります。
日常生活
日常生活の中で感じた変化がスタートになることも多いようです。
歪みを探す
市場のヒステリー(感情的になっている瞬間)を見つける。それは歪みであり、チャンスになる。
因果関係を考える
ある企業での変化が、関連する企業に与える影響を考える。イメージだけでなく、実情報を元に具体的に考えて、投資する理由を突き詰める。
政府の動向
変化をもたらす最大のプレーヤーは政府なので、常に全世界の動きに着目します。
イベントドリブン
新商品、M&A、提携など、企業の業績を大きく左右しそうなイベントを予測して投資する、イベントドリブン型の投資も行います。
企業の本当の価値を見る
変化や市場の歪みや動きが見つかったら、実際の投資先の分析を行います。
バリュー投資が基本なので、割安な株を探すことになりますが、PBR=1以下とかではなく、企業の本質的な価値を見極めることが大事です。
キャッシュ・フロー計算書で投資活動の状況(活発なら将来の伸びが予想される)を見たり、貸借対照表は、次の1年でやりたいことが読み取れるそうです。
一般投資家が、現時点の株価がどうなるかを見ているのに対し、ジムは、企業の実態とその価値を見定めようとします。十分に理解できるまでは投資しません。
後で考えれば信じられないくらい、奇妙な解釈がまかり通っていることがあるので、鵜呑みにせずに自分で確認します。
商品市場と株式の関係
株式投資以外にも、商品投資についても書かれている。
商品投資とは、金などの貴金属類、原油などのエネルギー、農産物や畜産物などへの投資を指します。
現物の需要と供給で価格が決まるので、景気や経済の動きによって価格が決まる。季節性が有る商品もあり、株式よりも予測しやすい。
商品の需要と供給を考えることは、株式投資を考える上でのヒントにもなる。
分散投資にもなり、商品先物取引を学び、商品にも投資することはメリットが大きい。
まとめと感想
ジム・ロジャーズの投資の方法が短くまとまっていて読みやすい本だった。
世界全体の動きを俯瞰して、業界の変化や企業の業績への影響を考えていく視点は面白いが、簡単にできることではないと思います。
トレンドフォローの方が短期間に大きく利益を伸ばせる魅力があるが、高値掴みのリスクが有る。
投資を長く続けるには、勝つことよりも負けないことが重要と言われるので、株を安く買うことは、やはり重要で、焦らず、割安なタイミングを虎視眈々と待つ姿勢は大切とあらためて感じました。
また、金の投資信託は少しやってますが、商品投資についても学んでいく必要があると思いました。